モールス

 今日は映画の日。映画が1,000円で観れる日。という事で午後から映画を観に行く。そして、観た映画は「モールス*1」。「隣に引っ越してきた少女に恋をした少年。そしてそこから起こる連続殺人事件。その真相とは?」という様な映画。2008年のスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女*2」のハリウッド・リメイク。
 感想としては「もっとこう、構成考えようぜ」かな。
 この映画の真相は……元になった「ぼくのエリ 200歳の少女」のタイトルを見れば想像つくだろうし、元映画のトレーラーには思いっきりネタバレが書かれている。なので多くは語るまい。ただ、映画としての問題点は真相をバラす段階が早すぎる事だ。真相はもっと引っ張って引っ張って「実は」的な感じで開示するか、早い段階で開示するならそれを全面に押し出した展開にする必要がある。だが、この映画は真相をさっさとバラしているくせに、その後の展開がまるでネタバレのシーンがなかったかの様に進んでいく。そこに物凄い違和感を感じた。
 あとは邦題の「モールス」。確かにモールス信号がどうのというシーンはあるのだが、全くと言って良い程劇中にはモールス信号が関与しない。いやまぁ、最後のシーンのモールス信号は大切なシーンなのかも知れないけど*3、原題の"Let Me In"のままで良かったんじゃね?
 ちなみに、真相を知った上でヒロインの行動を考えると、このヒロインはかなりのビッチです。主人公よ、目を覚ませ。お前も心変わりで用済みになるぞ。

*1:http://morse-movie.com/

*2:http://www.bokueli.com/

*3:どんな内容か?モールス信号勉強してから映画観るか、さもなきゃググるべし。ちなみに、原作本にはないスウェーデン版のオリジナル演出らしい