面倒臭いもん見付けちまった
夜、帰り道。家の近所の坂にさしかかったら、白人男性が倒れてた。……面倒臭いもんを見付けちまった。
声を掛ける。反応はない。英語で罵声を浴びせてみたが無反応。なるほど、わざと倒れているわけではないらしい*1。しかし、たまにピクピク動くので生きてはいる様だ。生きてるのか、面倒臭いな。まぁ、死んでいてもそれはそれで面倒臭いけどな。
酔っぱらっている様にも見える。だが、病気とかで倒れているなら放っておくと死ぬ可能性はある。いや、酔っぱらっているにしてもコンクリートの上だ。コンクリートの上に直に寝ると夏でも凍死したりする事があるので良くない。見なかった事にするって手もあるが、やれる事をしなかったために死なれたとかだったら寝覚めが悪い。あぁもう、面倒臭いなぁ。
とりあえず、病気で倒れているにせよ酔って倒れているにせよ餅は餅屋。という事で救急車を呼ぶ。到着までいてくれとか言われてさらに面倒臭い。いやまぁ、迅速に救助するには誘導があった方がいいだろうし、悪戯電話対策でもあるのだろうが。俺、もう帰りたいんだけどなぁ。
とりあえず、救急車が来たのであとは任せてさっさと帰る。俺はとりあえずやれる事はやった。あとは生きていようが死んでいようが知った事ではない。これで死んでも俺の責任じゃないしな。
それにしても、あの白人は何でまた倒れていたのかねぇ。病気だったら「助かる可能性があって良かったね」なのだが、酔っぱらっていただけだったら「救急車に運ばれていくら取られるか*2」と戦々恐々としてろ。