狂言を観る
今日は新宿文化センター*1で開催される「新春名作狂言の会*2」を観に行った。これは新宿文化センターで毎年行われるイベントで、俺は「家から近い」ってのと「大蔵流と和泉流が合同で行う」というので毎回行っている。
まずはトークショー。最初に茂山逸平氏が登場して話、そこに野村萬斎氏が登場してトーク。そして、このイベントの目玉と言ってもいい「大蔵流と和泉流が同じ曲を同時に舞う」って事をする。同じ曲なのに曲のテンポや舞い方が全然違うのが面白いんだよね。
そして、狂言本編。
最初は「千鳥（ちどり）」。ツケを溜めている酒屋からさらにツケで酒を買ってこいと主人に言われて酒屋に行く太郎冠者の話。
次は「鬼瓦（おにがわら）」。訴訟のために長らく在京していた大名が帰郷するにあたって、因幡薬師にお参りに行く。そして鬼瓦を見たらって話。
最後は「弓矢太郎（ゆみやたろう）」。臆病者のくせにいつも弓矢を持ち歩いて大威張りする太郎*3を驚かせてやろうって話。
いや〜、やっぱりこのイベントは面白いよ。大蔵流と和泉流をいっぺんに観る機会なんてそうはないだろう。それを毎年やるんだからねぇ。特にトークショーの「大蔵流と和泉流が同じ曲を同時に舞う」ってのは他じゃめったに観れないんじゃないかな？
という事で、今回も満足満足。
