ムカデ人間2

 今日は新宿武蔵野館*1のレイトショウでやっている「ムカデ人間*2」を観てきた。映画「ムカデ人間*3」を観て自分も人間を繋げたいと思ってそれを実行しちゃったサイコさんの話。
 いや〜、この映画は脳に来るね。前作「ムカデ人間」は「人間直列」というアイディアとサイコ博士役のディーター・ラーザー氏の怪演くらいしか見るべきところはなく、サイコなアイディアにも関わらず全体的に表現がマイルドなイメージがあった。しかし、前作はどうやら本気のアレではなかったらしく、今作になって本領発揮的な物を感じる。観ていてなんか脳をダイレクトに鷲掴みにされて揺さ振られた様な感覚を受ける。今作は白黒映画なのだが、むしろカラーにしなかったのがマイルド表現なのかな?
 やっぱり今作はサイコ役のローレンス・R・ハーヴェイ氏の怪演が凄い。前作のディーター・ラーザー氏の怪演も凄かったが、このシリーズのサイコ役は皆アレな演技が上手いね。このシリーズは2本ともストーリー的には大した事ない映画なんだけど、サイコ役の存在感は見所かと。
 あと、今作「ムカデ人間2」では前作「ムカデ人間」で繋がれちゃった女役のアシュリン・イェニー氏がまた繋がれちゃいます。しかも「『ムカデ人間』に出演した女優役」として。まぁ、今作のサイコさんは「映画『ムカデ人間』に出演した役者達を実際に繋げたい」とか思ってるみたいなので、それで登場って事なんだろう。
 ちなみに、この「ムカデ人間シリーズ」は全3部作だったりする。劇場で販売していたパンフレットの見本をパラパラと読んだら「次は500人」とか書いてあった。規模がデカくなるなぁ。
 このシリーズは観ていると「永い後日談のネクロニカ*4」に使えるなぁと思う。サイコ役はネクロマンサーの見本だし、ムカデ人間はそのままホラー*5とかで使えるし。今度「ムカデ少女」とかってシナリオ組んでみようかな。