009 RE:CYBORG

 今日は"009 RE:CYBORG*1"を3D版で観に行った。これは新しい「サイボーグ009」というところの話なのだが……


これはないわぁ。


 なんというか、ことごとく裏切られた感じ。
 まず、ストーリー。これがダメ。「大風呂敷を広げるだけ広げて収拾がつかないまま打ち切りになったジャンプの10週打ち切りマンガ」みたいな内容。最後のシーンのワケの分からないご都合的な終わり方も全く受け入れられない。何これ。なぜこんな物が企画通った?
 第一、ゼロゼロナンバー・サイボーグ達を活用しきれていない。ピュンマ(008)なんか能力を使うシーンすらなかったし、張々湖(006)が火を噴いた後に銃使うのも謎だし、アルベルト・ハインリヒ(004)が扉を左手の刃で切り裂いたシーンの前の扉は爆弾で爆破してたし。納得いかないなぁ。
 あと、ジェット・リンク(002)と島村ジョー(009)が宇宙に行って帰還が絶望的って時には「ジョー! きみはどこにおちたい?」をやらないとダメだろ、お約束として!そのシーンを見て「サイボーグ009」を知る奴らが「狙い過ぎだよ、ゲラゲラ」と楽しむものだろ、なのに何だあれは!
 なんかこう「キャラデザだけ格好良くしただけのゴミ同人誌のアニメ化」みたいな感じだった。この映画は楽しみにしていただけに、台無し感が半端なかった。てか、こんなんなら俺に脚本書かせろよ。素人の俺が脚本家いた方が何万倍もマシだぜ、これ。