儀式前日(午前中)

 そして翌日。商人として潜入しているピエールは、商売をしながら封印の場所を特定しようと情報を集める*1。盗賊グラントはピエールに話しかけて懐かしさを感じていたり、吟遊詩人ブリジットは巫女マーリアと打ち合わせをしたりと、比較的大人しい午前中を過ごしていた。
 問題は狩人マーカス。
 マーカスは「雪狼の戦姫ネージャ」が住むと言われる雪山に入っていった。そして、そこで夢歩きをした結果ネージャと接触する。
 マーカスは自分の村に何が起きたのか知っているなら教えてくれとネージャに問う。なぜなら、マーカスの村も山向こうにあり、こことそれほど離れていないからだ。そしてネージャが真相を語る。魔族は封印されている間に「飢え」を持ち、封印に近い村を食らった。食われた村には僅かな生き残りがいたが、その者達は魔族の伝染する「飢え」に犯されていた。その「飢え」を周囲に広げるのはマズイため、プラージュ教団はやむなく生き残りを殲滅した。これが真相だというのだ。そしてネージャはマーカスに問う。


「我が飢えを満たすか、我が飢えを担うか。どちらがいい?」


 食われたくないマーカスは「飢えを担う」事を選択する。そして、尽きる事ない「飢え*2」を背負って下山してきた。

*1:「タブーを犯さないために禁忌の場所を教えて欲しい」って感じでね

*2:ゲーム的には「縁故:飢え(5点)」