結果整理

 さて、このPC達の行く末はどうなったか。
 司祭ジェロードは無事に儀式を執り行って中央に帰っていった。ちなみに、中央のハイカラな司祭に目をハートにする村娘はいっぱいいるので、そこから妻をゲットして連れていった。儀式の途中に「食い切れるかどうか判定、失敗したらダメージ」で寿命を削ったりもしていたが、あれだけ暴飲暴食させられたら何らかの疾病が現れて寿命も削れるわな。エリートコースに乗れたので寿命を数年削ってもプラスになるでしょう。
 狩人マーカスは自分の村に起きた事の真相を知り、司祭のジェロードがその事件を悲しんでいる事を知ったので失われた故郷については一応の決着は付いた。そして、魔族ネージャに与えられた「飢え」も無事に昇華終了。胃袋様になった者はこの村では憧れの的になるので、言い寄ってくる村娘から妻をゲットし、新しい故郷を手に入れた。
 盗賊グラントは自分の手で殺す事はできなかったものの、兄の仇は人間をやめてしまうという。これは死んだも同然だ。そして、魔法の知識がない者にとって「雪山に登って二度と帰ってこない」というのは、どう考えても生け贄になる事だ。なので仇の末路を見届けて満足し、故郷の父母の元に返った。
 吟遊詩人ブリジットは母神様からの賜り物を全力で受け入れたピエールことリチャードを伴侶と確信。リチャードも「魔族の血を引く者を妻にすると霊格上がるし」と彼女の愛を受け入れた。こうして魔族の夫という「自分に相応しい伴侶」を得た彼女は、夫と共に母神様の住む山に登っていった。
 「緑の猟犬」の結社員だったピエールことリチャード。彼は「縁故:飢え(9点)」を抱えて山に登る。そして魔族ネージャに「飢えを代行する者」として受け入れられる。結果、召喚値20の風虎の魔族になった。魔族としては下級だが、「魔族になって不老不死」という当初の目的は達成する。魔族の血を引く妻をめとったので、おそらく召喚値は21〜25程度には上がっているだろう。あとは「飢餓の大公」と呼ばれる様に魔族としての修行を積むだけだ。なぁに、D&DイモータルPCだってイモータルになりたてはこんなもんだしね。
 という事で、


死者なしでPC全員目的達成の大団円!


 あれぇ、おかしいなぁ。「深淵」なのにハッピーエンドで終わっちゃったよ。