映画を観る

 チケットショップに行ったら映画のチケットが550円で売っていた。安いなぁ、この位なら観てもいいかな。
 という事で、安かったチケットで「うた魂*1」を観る。この映画は「自分の歌声と容姿に自信のある合唱部の女子高生が、歌っている時の自分の写真を見て悩み、成長していく」というのをコミカルタッチに描いた作品だ。
 うん、悪くはない。悪くはないんだが……ベタでありきたりな話だなぁ。
 話の内容はホントにありきたり。で、演出がベタすぎる。不良*2が合唱部を作っているってのは面白い設定なのだが、そいつ等が歌うのが故尾崎豊氏の曲ってところとかね。でもまぁ、全体的に観ると清々しさを感じさせるくらいに綺麗にまとまっているね。
 ちなみに不良の合唱部リーダー役をガレッジセールのゴリ氏がやっているのだが、キャラとしては彼が全部持って行っちゃっている気がする。まぁ、主人公役の夏帆氏は「ケータイ刑事 銭形零」の頃*3に比べれば随分上手くなったし、徳永えり氏の名脇役っぷりとか、ライバル役の岩田さゆり氏の微妙な心情表現とか、細かく観ればいい味出して入るんだけどねえ。
 とまぁ、ベタでありきたりとは書いたけどそれなりに面白くはあるので、550円なら安いかな。

*1:http://www.utatama.com/

*2:もっとも、不良っぽいのは外見と言動だけで、行動自体はしっかりしているのだが

*3:あの時期は夜2時まで仕事とか普通だったなぁ……ふぅ、嫌な事思い出した