Kobolds Ate My Baby!

 今回JGCに参加した目的は「D&D4thをやる」と「『カットスロート・プラネット』をやる」だった*1。しかし、既に今日の午前中で俺の目標は達成された。なので、これからどうしようかなぁとフリープレイ卓を見て回った。すると、


"Kobolds Ate My Baby!"の卓が!


 これはやらねば!
 "Kobolds Ate My Baby!*2"とは、コボルドになって人間の赤ん坊をさらってくるという道徳上良くないバカゲーだ。で、その卓に行くと市長*3以外にもこのゲームを翻訳している人がいた。お互いに「このゲームを訳してるのなんて俺だけだと思った」と言っていたり。
 そしてこのゲームはどうしようもないバカゲーだ。超面白い。例えば能力値の頭文字を並べるとBEERになるし、卓の誰かが「トーグ*4」という単語を口にすると「トーグ王万歳!」と言わなければならないし、PCが死んだら*5死んだPCについての武勇伝を朗々と語らないと次のPCを投入できないし*6、難易度下げるにはコボルドみたいにプレイヤーが呻らなきゃならないし。すぐ死ぬし。
 で、セッション。今回のコボルド達は以下の通り。

  • シンピー
  • ボヘ
  • ボル
  • ムヌー
  • パー(俺のPC)


 シナリオは付属の物。どんな話かというと、トーグ王(トーグ王万歳!)が美味い飯を食いたいので人間の赤ちゃんをさらってこいという*7。という事で赤ちゃんをさらいに行く一行。そして早速難関が立ちふさがる。それは


道。


 道を渡る。なんと危険な大冒険!ちなみに、道を渡るとランダム表を振る。その結果、遊牧農夫*8の群れが現れたり、黒騎士がランス・チャージしてきたりする。ちなみに、道を渡る時にムヌーがキャラバンに踏まれて死亡。キャラバンに踏まれるのは回避判定もダメージ判定もなく自動死亡。そして、ムヌーの武勇伝が語られベコ登場。
 そして探索開始なんだが……


赤ちゃん探せよ、お前等!


 コボルドの基本は食欲。という事で、途中で見付けた馬を食おうと皆で馬に囓りつき始める。まぁ、判定したらドンドン失敗するんだけどね。で、ボヘが馬に蹴られて死亡。ボヘの武勇伝が語られミュ登場。
 その馬をパーが食おうとするのだが馬に蹴られて傷を負う。そして、美味そうな臭いのするパー*9は仲間のコボルドに食われて死亡。ピーが投入されるが、ピーは「恐るべき死に様表」で頭上に牛が落ちてきて死亡。
 だが、ピーの後に来たプーが馬を食い殺してホース・スレイヤーになる。しかしそのプーも「お外の死に様表」を振った結果「著作権保護法違反」による追っ手が登場。その追っ手の魔法でプー死亡。ついでにボルも巻き込まれて死亡。
 とまぁ、こんな感じでボコボコ死んでゲラゲラ笑い終了。ちなみにこのゲームは生き物を殺したりすると勝利点が得られる*10。そして勝利点が一番高かったプレイヤーが勝者となり、他のプレイヤーを嘲笑う事が推奨されている*11。で、馬を殺した俺が一番勝利点を持っていたので俺の勝ち。他プレイヤーを嘲笑って終了。
 いや〜、このゲームはバカで面白いわ〜。

*1:これはJGCのカタログで確認した

*2:http://www.koboldsatemybaby.com/

*3:GMの事をこう呼ぶ

*4:コボルドの王。幾多のニワトリを殺し、その骨で作った玉座に座る

*5:コボルドは簡単に死ぬ

*6:他プレイヤー達が可否を決める。不可ならプレイヤーがパシリしなきゃらない(笑)

*7:コボルドにとって赤ちゃんはご馳走

*8:なんだそりゃ?(笑)

*9:パーは「赤ちゃん味」という不利な特徴を持っている。食うと美味しいのだ。ちなみに、普通のコボルドも鶏肉みたいな味で美味しいらしい

*10:勝利点は新キャラに引き継がれる

*11:ルールブックにそう書いてあるのでしょうがない