ニトロの海
１ゲームやったところでキャンペーンの続き。レフリーは引き続きジャック氏で、メンバーは以下の通り。
- グスタフ・フォン・ベッケルハイム
- プレイヤーは虎魂氏。50歳男性。惑星マージシー総統の侯爵。
- カール・バルゼー
- プレイヤーははまちゃん氏。46歳男性。惑星マージシー元帥。
- ヨハン・フォン・カネガスキー
- プレイヤーは俺。46歳男性。惑星マージシー秘密警察長官。
でまぁ、基本のPCは上記の通りだが、現在は各自が部下を引き連れて別行動をしている。で、今回も前回に引き続きヨハン・フォン・カネガスキーがアドルフ・キストラーという偽名を名乗って商人として惑星レイダインに諜報活動を行いに行くところから。
さて、今回立ち寄ったのは惑星アットベガス。ランダム表の結果「宗教や信念に基づく文化形態を持っており、水以外の液体が海を構成している」という星となっていた。なので、
「ニトログリセリンの海が広がる惑星*1で、ダイナマイト教ニトロ派の聖地がある」
などという設定にした星だ。人口も数百人規模*2だからそんなのもアリかなぁって話になってね。
で、「ニトロの海」なんて物があるので色々と妄言が出てくる。で、カルビーの「かっぱえびせん」を食っている時に出てきたのが、地域限定菓子の「発破えびせん」。キャッチコピーは「弾ける旨さ」。いや、実際にニトロを含んでいるんでリアルに弾けるんだけどね。
その後、「発破えびせん」の原材料にはアットベガスの原生生物である「発破海老」が使用されているのではないかという話になる。で、ニトロが詰まった危険な部位は切り捨て、ニトロ分が少なくて食っても大丈夫な部分を加工して販売しているのではなかろうかと。
勿論ニトロ含有内臓は危険なので、やっぱり河豚の調理師免許みたいに「海産物調理師免許があるんじゃね？」って話になる。ちなみに、なぜ単に「海産物」となっているかというと、この星では「ニトロ海産物」であるのは当たり前だから。そして、その調理場にはニトログリセリンが満たされた生け簀があるわけだ。
そして妄言は加速する。やはりダイナマイト教ニトロ派の聖地なので海産物調理師免許は文化的に重要なんじゃねぇかという事になり、「海産物調理師免許はダイナマイト教ニトロ派の侍祭以上になるためには必須である」とかいう事になる。
そして、さらにこんな妄言も。
- 河豚を「よく当たる」とか「当たったら死ぬ」とか言う意味で「鉄砲」と言うように、この星では発破海老を「爆弾」と言うのだろう。
- 河豚の卵巣を２年くらい米糠と塩に漬けると人体に影響しない程度に毒素が低下する様に*3、発破海老のニトロ袋も糠とかに漬ければニトロが抜けたら面白い。
- 身体の95％がニトログリセリンのニトロ・クラゲがいるはずだ。
- ニトログリセリンの潮を吹くニトロ鯨もいるだろう。
いや〜、考えれば考えるほど面白いなぁ、ニトロ惑星。
でだ、こんな面白設定があるので爆発イベントを起こしたいレフリーがいる。そして、それを阻止したいプレイヤー達。
レフリー「なんかいいイベントないかな？」
俺達「いくらでもあるけど、酷い事にしかならないから今は言わない」
で、結局何も爆発イベント起こさないんで無事にアットベガスを出立する準備が整った。ちなみに、こんなイベントが起きていたら嫌だなぁと。
- ダイナマイト教ニトロ派と対立する宗派の過激派によるテロ。隔壁に穴を空けてニトロを含む大気を都市に入れるだけでかなりヤバイ。
- 発破海老などの海産物調理で出るニトロ内臓という名の産業廃棄物。それを外宇宙産業廃棄物処理会社に処理を委託しているのだが、その会社が不法投棄を。
- 何らかの理由で惑星の原生生物である蚊が何匹も船内に侵入。当然体液には液体のニトロが含まれているので潰すと爆発する。そして、大気成分が違うため、徐々に弱って墜落するニトロ蚊。当然落ちたら爆発。爆発自体は「痛いけど皮膚が少々焦げる程度」の物だが、コンピュータ基盤の回路に致命的なダメージを与えるのには充分な爆発だったりする。早く適切に駆除しないと船がヤバイ。
- ダイナマイト教ニトロ派が「宗教的な理由」によって宇宙港のある都市を放棄して住人全員が何処かへ行ってしまった。物資も全てないため、燃料補給もままならない。この惑星にはガスジャイアントがないのでガスジャイアントで燃料補給って手も取れない。で、惑星探索に向かうのだがニトロ生物達が色々と厄介で。しかも、住人を見付けたら見付けたらで「宗教的な理由」により物資補給のための試練を受けなくてはならない。
とまぁ、こんなイベントが起きていたら嫌だなぁと思っていたのだが、レフリーがその場で思い付かなかったので無事に出立準備が整う。アドリブ苦手でレフリーやるなら最初から起こしたいイベント用意しておかないとね。
