惑星マージシーにて

 とりあえず、前回「デカルブではつつがなく視察終了」という事が決まっていたので、特に何事もなくデカルブを出発。次に行くのは我らが本星マージシー。ホントはマージシーに寄らない方が目的達成のためには効率的なのだが、近くまで来たら本星に寄らないわけにはいかないだろう。
 さて、前回決めた設定に寄ると現在のマージシー総督はグスタフの長男リヒャルト。長男なので本星の総督にしているのだが、凡庸って事になっていた。まぁ、凡庸は切れ者ではないけどバカでもないので、優秀な副官を付ければ問題なかろう。
 でだ、このマージシーにはもう一つ設定が。それは三男クレメンスの母親であるマルガレータがクレメンスを世継ぎにするための地盤固めをしているってものだ。という事で、マルガレータは重要な仕事のいくつかをリヒャルトの代わりに行っているという事になった。リヒャルトもバカではないのでマルガレータの野心には気付いているだろうが、そこは凡庸の残念な所。きっと「俺、嫡男だし。それに、クレメンスは気弱だからいくらそんな事をしても無駄」とか思ってマルガレータを利用しているつもりになっているに違いなかろう。
 そして、話はマルガレータに移る。マルガレータは惑星フレンジーの貴族の三女。現在年齢42歳。部門としては貴族を6期終了し、7期目に突入しているだろうという事になる。で、具体的にどんな技能を持っているはレフリーに決めて貰うとして、能力値を決めようって事になった。そして振った能力値はA84B9A*1。うわっ、加齢で能力値下がってそれかよ。スゲーな。身分度以外は全部ダイス振って決めたんだぜ。
 マルガレータは筋力がかなり高い。という事は、近接武器でひときわ輝く「だんびら」を最低でもあと12年は振り回せるってわけだ*2。ちなみにこの「だんびら」。原文を読むとブロード・ソードの事*3なのだが、やっぱり「だんびら」って書いてあるともう日本刀以外のイメージが湧かない。そして出てきた妄言が


マルガレータは「フレンジー流活殺剣」の使い手!


 う〜ん、まさかそんな設定が。ちなみに、レフリーが笑いながら許可したのでその設定が採用されてたりする(笑)。
 ちなみにグスタフとマルガレータの結婚は設定上、どう考えても政略結婚。なので、グスタフ的にはマルガレータは好きでも嫌いでもない。で、マルガレータは実子クレメンスの地盤固めのためにグスタフに気に入られようとしているって事になる。
 そんな話が出た所で「マルガレータはグスタフの浮気も目をつぶるよね」って話になった。で、実際どうなんだろうって話になり、「むしろ“貴族のたしなみ”ってヤツで美少年を侍らせてたりするんじゃね?」って言葉が出てきてから新たなキャラクターが生まれた。
 始めはグスタフが美少年を侍らせるってのは虎魂氏的には嫌だった様だ。このBlogに書いているためにこのキャンペーンにファンが付いていたりするのだが、だからといって腐女子ファンを作る様な設定を付ける必要はないからねぇ。だが、「小姓頭の名前がナルキッソス*4」という妄言がでた所で「ナルキッソスは面白いな」という話に。で、皆で悪のりして以下の様な設定が出来上がる。

  • グスタフの家系は貴族として衆道のたしなみもある。
  • という事で、グスタフは美少年達を小姓として連れている*5
  • 小姓は18歳になると小姓でなくなり、別の経歴に移る*6。当然ながら、マージシーでの出世は約束されている。
  • 小姓頭の名は「ナルキッソス」。
  • ナルキッソスは本名ではなく、小姓頭が代々襲名していく。
  • ナルキッソスは17歳。能力値はAB2C59*7
  • ナルキッソスはグスタフに「破滅的な忠誠心」を持っている。耐久度が低いのも、何らかの事故の時にグスタフを庇った後遺症。
  • ナルキッソスはグスタフの三男クレメンスと親友。


 妄言から出たキャラだが、これはグスタフが死んだ後の継承権争いで物凄い活躍するんじゃねぇか?グスタフへの尋常ではない忠誠心から「総統閣下がここまで発展させたマージシーのため」とか言って大波乱を起こしてくれるに違いない。少なくとも、自分の野心で長男リヒャルトの後押しをするヨハンと全面的に対立してくれるだろう。こんな面白キャラをただの妄言として捨てるのは勿体ない。てなわけで、妄言から生まれたナルキッソスはこのキャンペーンに正式に組み込まれる事になりましたとさ(笑)。
 で、グスタフはマージシーを後にすると星域首都の惑星フレンジーに向かう*8。で、妻のマルガレータはフレンジー貴族の三女。なので、フレンジーに行ったらグスタフはマルガレータの実家に挨拶しに行く事は必至。そして、マルガレータが「息子クレメンスのためにグスタフに気に入られようと*9」グスタフに同行する事を申し出るので、グスタフは同行を許可する。ほら、マルガレータの実家に行くんだったらマルガレータがいる方が何かと楽じゃん。
 そしてここで、グスタフに同行するキャラとして妻のマルガレータと小姓頭のナルキッソスが確定するわけだ。


え?それってもしかして「グスタフ・ルート」のPCになるのか?


 前回は書かなかったが、「グスタフ・ルート」をやるためのはまちゃん氏用と俺用のキャラを作っていた。ちなみに、はまちゃん氏のキャラは海軍少佐のヤム・チャ・ウェンリー46歳男性。俺のキャラは外交官公使のショーン・ゴクウ46歳男性*10。しかし、「フレンジー流活殺剣のマルガレータ」と「歩く忠誠心ナルキッソス」のインパクトに比べたらいないも同然だ。だったらマルガレータとナルキッソスがPCだよなぁ。そんな話をしていたらレフリーが次回までにプレロールド・キャラとしてデータ作って来るとか言っていた(笑)。
 さてまぁ、そんなこんなでマージシー。マージシーも現状を視察したりするのだが、グスタフには重要な仕事が。それは、マージシーのテック・レベルをFまで上げ、A型宇宙港を建設させる事。その2つがクリアされれば「トラベラー」のルールにより、マージシーの通貨の価値が3倍になる。つまり、「1ドル100円から1ドル33円になる」様な物だ。それはスゲーよな。
 テック・レベルを上げるのは、以前話し合って決まった「そのテック・レベルの物品を輸入して現地民に行き渡れば、その惑星のテック・レベルは上がる」というルールから、テック・レベルFの物をドンドン輸入する事で解決できる。A型宇宙港も1年近くかけて建設すればいい。という事で「マージシー産業革命計画」発令。1年後にはマージシーからの税収が実質的に3倍だぜ。もっとも、


その1年後に第5次辺境戦争でマージシーはボロボロになるはずなんだけどな。


 サプリメント「第5次辺境戦争」を読むとそうなるとしか思えない。つまり無駄な努力。しかし、プレイヤーは知っていてもPCは知らないからなぁ。それが悲しい現実よ。
 ま、とりあえずはマージシーでやる事はやったはず。なので、次回は別の惑星に飛びますよ。

*1:順番に「筋力度」「敏捷度」「耐久度」「知力度」「教養度」「身分度」を1文字で表している。能力値は2d6で決定し、10はA、11はB、12はCとして表記される

*2:4年毎に加齢で能力値が減る可能性があるのでね

*3:「だんびら」は幅広の太刀を表す言葉

*4:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%BD%E3%82%B9

*5:ちなみに、リヒャルトも美少年隊を持っている

*6:「トラベラー」の経歴は基本的に18歳から始まるので

*7:ダイスで決めたらこうなった

*8:その前に別の惑星に寄る必要はあるけど

*9:「グスタフを愛するがため」って事ではない所がミソ

*10:前回は「ドラゴンボール・エヴォリューション」の話で盛り上がったので、こんなアホな名前が付いた