トークショー

 第1セッションが終わった後はトークショーが行われた。今回のテーマは


「なぜTRPGをやるのか?」


 で、ゲストの方々が今までTRPGを続けているのは何故かという話を色々聞かせてくれる。ただまぁ、いきなり振られたお題だったのでゲスト方も上手く分析できていないようだったね。「おしゃべりが好き」という話も出たが、おしゃべりするならTRPGやらずに酒盛りでもすればいいんだし。
 で、自分なりにTRPGを続けている理由を考えてみた。そして、出てきた答えは


「セッションだから」


だった。
 TRPGのセッションはジャズのセッションに似ている。ジャズのセッションは

  • 演奏する曲は決まっている。
  • 演奏者のアレンジが入る。
  • そのアレンジに応じて別の演奏者がアレンジをする。
  • アレンジの相乗効果で二つと無い演奏になるが、外すと台なし。


 一方、TRPGのセッションも

  • 遊ぶするシナリオは決まっている。
  • 参加者*1の意志決定が入る。
  • その意志決定に応じて別の参加者が意志決定をする。
  • 意志決定の相乗効果で二つと無い物語になるが、外すと台なし。


ってな具合だ。そして、ジャズ・セッションだろうがTRPGセッションだろうが、全く同じセッションになる事はない。ここが面白いんじゃないかなぁと思うんだよね。
 俺は本を読んだり映画を観たりするのも好きだけど、正直な話だとこれらは「TRPGを好き」って感覚には劣る。と言うのも、本を何度読み返しても、映画を何度観直しても、全く同じ経過で全く同じ結末にしかならないからだ。一方、TRPGは同じシナリオを使っても、最初から最後まで全く同じセッションになる事はあり得ない。しかも、ふと思い付いた解決策やダイス目のドラマによって思いがけない結末を迎えたりする。これがTRPGを止められない原因なんじゃないかなぁと思う。
 とまぁ、そんな事を考えつつトークショーを聞いていた。ちなみに、デザイナーの現在の仕事の状況も発表されたのだが、個人的には「シャドウラン4th」の展開が再開されるって報が一番嬉しかった。

*1:これはGMもプレイヤーも全て含めて