飲みの席で

 トークショーが終わったら「飲み部屋」に行ってデザイナー陣と一緒に飲む。で、出版側の某氏に「Blog書いてますよね。あまり厳しい事は書かないで下さいよ」と、半ば酔いの戯れ言、半ば本気で言われる。でも、俺は圧力には屈しない(笑)!
 まぁ、冗談はさておき「どれだけ大恩がある人間の作品でもダメならディスる。逆に、どれだけ人間の屑だと思っている人間の作品でも良い物は素直に賞賛する」が俺のポリシーだ。なので、ダメな物だと思ったらダメ出しするし、いいと思った物は持ち上げる。そこに人間関係は全く関係ないので、俺と親しくなっても安心しないでね。
 「だったら本人にこっそりダメ出しすればいいじゃん」って意見もあるかも知れない。しかし、それはダメだと思うのでBlogという不特定多数が見れる物の中で意見を述べていたりする。というのも、本人にダメ出ししただけでは他のデザイナーにユーザーの意見が届かないからだ。少なくともこのBlogを読んでいるデザイナー*1には「この作品のここが悪いという意見があった。そしてこの部分はいいという意見があった。だったら、次の作品ではここをこうしよう」って思って欲しいんだよね。そうじゃないと進歩はないしね。
 正直な話、商業ベースのTRPGシステムの紹介って気持ち悪い。というのも、紹介文が全ていい事しか書いていないからだ。確かにTRPG業界は小さい市場なので悪い事を書くと売れ行きに支障が出るのは分かる。だが、いい点を挙げるのと同じ様に悪い点も挙げないと正しい紹介にならないと思うんだよね。なので、少なくとも金銭的な利害が全くない俺は、忌憚のない意見を述べるべきだと思うわけだ。
 勿論、このBlogに書かれる事は俺個人の意見なので、無視するという選択もデザイナーにはある。なので、俺の意見を参考にするかどうかはご自由に。でも、どんな意見でも真摯に受け止めた上で新作を作る方がいい物ができるとは思うけどね。

*1:JGCとかに行って企業イベントに参加すると、GMのデザイナーに「読んでます」とか結構言われるんだよね