そろそろ難度を上げようか

 前回は

  • 掠奪作戦は終了済み。
  • ニダーグッダへの核攻撃をポパナック船籍で行う作戦の船が2日後にジャンプアウト*1する。
  • 我々とは全く別勢力がニダーグッダで大規模爆破テロを行い、ニダーグッダはコパイバルのピジョン*2のリーダーを首謀者としてコパイバルを非難。そして、ニダーグッダ軍がコパイバルの辺境都市を空爆


というところで終わった。で、掠奪作戦が終わってから前回のフラグを回収する事にする。で、どうなったかというと、


「ニダーグッダ軍のコパイバル空爆の翌日、ニダーグッダとコパイバル間は停戦。レンナックもニダーグッダを攻撃しない」


という状態に。なぜこうなるかはちゃんと理由がある。
 英語版サプリメントでは「惑星レイダインは超緊張状態の場所」とある。確かに帝国、ゾダーン、ダリアン、アバラーに囲まれている惑星だからね。で、そういう場所だったら


第三勢力による擬装工作なんてよくある事。


 今回のセッションで行った「ニダーグッダ軍に擬装した部隊がレンナックの村を掠奪」の作戦も、レンナック側が「監視カメラの分析の結果、ニダーグッダ式戦術ではないと思われる部分が判明。第三勢力による擬装作戦の可能性あり」として慎重な姿勢を示したわけだ。レンナックがこの判断を下すためにレフリーになった俺は「ニダーグッダ式戦術の理解度」を表す判定をさせたんだしね。
 また、ニダーグッダ爆破テロ事件も収束する理由はちゃんと考えた。
 まず、ニダーグッダがコパイバルのピジョン派リーダーを首謀者としたのは、資金の流れに不透明な部分があるから。なので、何かあった時には非難対象やスケープゴート要員としてニダーグッダ的にリストアップしていたわけだ。で、この人物はコパイバル政府的にも邪魔な人物。しかし無視できない権力を持っているからガサ入れもできないという状態だった。で、爆破テロが起きた。という事で、ニダーグッダはリストアップしていた人物を首謀者として非難し、在レイダインのダナリッパ人居住区を空爆する。そして、コパイバルの反応を分析しようとするわけだ。
 反応によってはコパイバル政府との停戦解除をする理由になる。これはニダーグッダとしては侵略戦争への大義名分が出来上がる。しかも、悪いのはコパイバルなので他国がコパイバルを援護する理由がない。なので、ニダーグッダ的に美味しい。
 もし、コパイバルが関わっていないならばコパイバル的には邪魔者を排除する格好のネタになる。在レイダインのダナリッパ人居住区ならば空爆されてもコパイバル的は「邪魔者の掃除」な感じで大して痛くはない。で、ブラックマネーの尻尾を掴んでピジョン派リーダーを排除すれば在レイダインのダナリッパ人は烏合の衆になる。なのでコパイバル政府的には「ニダーグッダ、グッジョブ!」となり、早期停戦が行える。ニダーグッダ的にはコパイバル政府に恩を売る形で停戦ができる。これもニダーグッダ的に美味しい。
 てなわけで、惑星内戦争は全く起こらずに停戦状態が再開。プレイヤー達が苦々しい顔をしていたが「長年超緊張状態が続く惑星」ならば仕方ないよね。プレイヤーを黙らせる今日のキーワードは「超緊張状態」。
 さぁ、プレイヤー諸君。単純な擬装工作では惑星内戦争なんか起きないって事は分かったね。もっと綿密で効果的な計画を立てたまえ。

*1:ワープ終了と考えてくれ

*2:在レイダインの惑星ダナリッパ人のグループ。参政権を求めている