妄言から生まれるセッション

 今日は「トラベラー」のキャンペーンの続きをやる。今回は、クラリッサ・シューベルトが護衛兼捕獲要員として海兵隊員を5人借り、占い師クレメンティナ・ボジャンキーノを追って惑星レンスカンシへ飛ぶという話となっている。レフリーは俺で、占い師を追うのは以下の通り。

クラリッサ・シューベルト
プレイヤーはジャック氏。18歳女性。元宇宙鉱夫。実は超能力者。
松清みゆき特務中尉
プレイヤーははまちゃん氏。サプリメント「1001キャラクター」の海兵隊28番のキャラ。護衛隊の隊長。
ジャクソン・スティーブン少尉
プレイヤーは虎魂氏。サプリメント「1001キャラクター」の海兵隊115番のキャラ。
マイク・ミュラー
NPCサプリメント「1001キャラクター」の海兵隊28番のキャラ。
グロッグ・コスティキン
NPCサプリメント「1001キャラクター」の海兵隊24番のキャラ。
ガイリー・ゲイギャックス
NPCサプリメント「1001キャラクター」の海兵隊119番のキャラ。
モーリ・デイブス
NPCサプリメント「1001キャラクター」の偵察局6番のキャラ。クラリッサ一行がレンスカンシへ飛ぶ船のパイロット。基本的には同行しない。


 「護衛兼捕獲要員」の海兵隊員達はご覧の通りゲームデザイナーの名前をもじってつけた。で、隊長は「松清みゆき」という男性。これは「Zガンダム」っぽく、空港で「みゆき?なんだ男か」とか言われて揉めるよねぇみたいな妄言が出る。


はい、それ採用!


 空港で特殊部隊っぽい黒い軍服を着た連中の一人ジュリド中尉が「みゆき?なんだ男か」と言い、それに松清みゆきがキレる。というシーンを作る。すると、クラリッサ・シューベルトテレパス系超能力でジュリド中尉の感情を操作すると言い始める。


なるほど、これは揚げ足取るシーンだね。


 という事で、尊大な態度のジュリド中尉が急によそよそしくなる。で、その場は収まるのだが、この一団のトップであるオスク・バム大佐がやってきて、クラリッサ一行に向かってこの様な発言をする。


「この星の宇宙港内では超能力の使用は禁止されている。むやみにテレパス能力を使用すると外交官であっても問題になるので以後注意する様に」


 PC一行は帝国の人間。帝国では超能力者は存在自体が犯罪なので、そんな事を言われたら「この一行に超能力者がいるだって?」的な認識を植え付ける事が出来るわけだ。はい、行動の足枷付け一丁上がり。ちなみに、オスク・バム大佐がなぜテレパス能力の使用に気付いたかというと、彼もテレパス能力者だからだ。テレパス能力者同士はお互いの思考を読めないので、能力者同士は相手が超能力者って事が分かるんですよ。ちなみに、この星は帝国の従属世界ではないために超能力者は違法ではない。
 という事で、この星にあるエリート部隊「タイタンズ」登場。ちなみに、タイタンズの設定も以前作ったレンスカンシの設定を元に即興で構築。それは以下の通り。

  • 惑星レンスカンシは惑星レイダインの従属世界。
  • レンスカンシはレイダインにある国ジピンとポパナックが北半球と南半球をそれぞれ治めている。
  • レンナックはレイダインの従属世界ではあるが、レイダインの権力争いとはまた別の権力構造がある。
  • レンスカンシはレイダインから独立しようと思う派閥が強い権力を持っている*1。そしてそれらの派閥により、ジピン側の国とポパナック側の国が合同でエリート特殊部隊を作った。それがタイタンズ


 うん、即興で作ったわりにはキナ臭い設定になったね。今後のレイダイン攻略に使える設定かもね。ちなみに、レンスカンシはかなり法律レベルは低いので武器を携行している人は多いし、ドンパチもたまにある。イメージとしては西部劇でガンマンが闊歩しているみたいな感じかな。
 で、クラリッサ一行は占い師を追うために聞き込みをする。10代の女性と武装した屈強な男達。宇宙港内とはいえ銃撃戦とかが起こりえる星なので、相手側は身構えるよなぁ。という事で、それらを踏まえて反応表を振ってみる。


おっと1ゾロ!


 反応表で1ゾロは問答無用で攻撃してくるんだよね。まぁ、宇宙港内でいきなり攻撃する事はないだろうから、相手側は銃を構えて敵対的な意志を示すってところかな。そして当然の様にクラリッサ・シューベルトの護衛も銃を構える。はい、一触即発状態突入ですね。


ここでクラリッサ・シューベルトテレパス能力使用!


 一触即発状態から急に相手側の態度が軟化する。超不自然。


NPCマイク「え?何が起こった?」
NPCガイリー「まるでテレパス能力で精神操作されたみたいだ」
NPCグロッグ「俺達一行に超能力者が?まさかぁ」


 そして、聞き込みをして非友好的な相手には超能力で感情を操作して協力させる。そんな事を続けていると、夜にタイタンズ


「礼状により強制事情聴取を行う」


と言ってクラリッサ一行を連行。各自別室にて事情聴取が行われる。
 で、クラリッサ・シューベルトの所にはオスク・バム大佐が登場。彼が何故事情聴取を行おうとしたかというと、超能力を使って聞き込みをしている様に調査員からの報告があった*2ので、クラリッサ一行が何を目的にこの星に来たかを調べたかったわけだ。
 で、クラリッサ・シューベルトタイタンズの協力が欲しいところ。占い師を捕まえるには時間も人員も不足しているからね。で、協力を仰ぐので上手く交渉できたか判定を行うが失敗。


レフリーの俺「精神探査付きの質問に全て答えるならば協力してもいいよ」
クラリッサ「二重スパイもありかなぁ」


という事で、クラリッサが知る我々マージシー軍の目的*3をオスク・バム大佐に暴露。
 色々“有益な”情報を得たのでオスク・バム大佐は約束通りにクラリッサ・シューベルトに協力。占い師クレメンティナ・ボジャンキーノを確保。という事で、今日のセッション終了。
 なるほど、独立戦争が起こりそうな所の特殊部隊の大佐がマージシーのやっている事を知ったわけだ。これまたキナ臭くなってきたぞ。

*1:つまり、独立戦争の火種があるわけだ

*2:空港での一悶着があったので監視は付けていたわけだ

*3:マージシーがレイダインを狙っている事とか