クトゥルフ神話TRPG

 今日は「トラベラー」のキャンペーンの続きをやるために会場をおさえていたのだが、1人来れなくなったので「クトゥルフ神話TRPG*1」をやる事になった。ちなみに、キーパーは俺。
 さて、会場に集まるのは1:15pm。そして、家を出る時に「北朝鮮のミサイル実験が行わた」というニュースを見た。


これをシナリオにするしか!


 という事で、本来用意していたシナリオは別の機会にやるとして、今日は時事ネタを使って即興シナリオをやる事に。少々不謹慎な気もするが、現実世界では人的被害は出ていないので別にいいだろう。
 てなわけで、今日の探索者は「イージス艦乗組員」という事で作ってもらった。そして出来上がった探索者達は以下通り。

山本真之(やまもと・さねゆき)
プレイヤーははまちゃん氏。38歳男性。士官。道に迷わないための「ナビゲーション」技能が光る。
真鍋薫(まなべ・かおる)
プレイヤーは虎魂氏。30歳男性。パイロット。ハウスルールで作った「フィクション知識<クトゥルフ神話>」技能を60%も持っているクトゥルフ・オタク。
大矢一(おおや・はじめ)
プレイヤーはヴァイス氏。36歳男性。医師。「目星」技能は高いが「医学」技能は低めに45%だったりする。


 今回は「フィクション知識<クトゥルフ神話>」技能というハウスルールを使ってみた。これは「クトゥルフ神話をフィクションだと認識している知識技能」だ。ちなみに、神話的体験をしてフィクションではなく現実だと認識すると「クトゥルフ神話」技能に変換されるステキ技能。変換される時には当然ながら正気度は減る。そんな事をプレイヤーに説明したら、虎魂氏は自分のキャラに60%も持たせやがった。技能の成功率によって正気度減少のダイスを決定したのだが、なんでも「51〜60%なら1d16*2」としたためなのだとか。確かにセッション中に16面ダイス振る機会なんてないからねぇ。
 さて、今回は「半島にある隣国が『衛生発射実験』と称して長距離弾道ミサイルの発射実験を行った。発射されたミサイルは5発で、着弾予想地点は日本の領海の境からわずか50キロの海上。そして、全て予想地点に着弾。着弾時に5発とも爆発した事が確認されている。そして海上自衛隊員の探索者達が乗ったイージス艦は、着弾地点の調査に向かう」という設定。微妙に現実とは設定は違いますよ。
 で、行ってみると着弾地点にはあるはずのない謎の島が。調査に向かったヘリが謎の操縦不能にて不時着。ヘリに乗っていた2名からの救援要請にて探索者達が出動という流れに。でまぁ、この謎の島ってのはルルイエの一部が浮上した物なわけだ。そして、落盤で地下洞窟に落下した一行は救援を待つも救援が来ず。自力で脱出する事になる。
 さて、ルルイエにはクトゥルフ御大がお休みになっているわけだ。その影響でドリームランドへの入り口が開いていたりする。で、レンのクモとかムーン=ビーストとかに遭遇したり、真鍋の「フィクション知識<クトゥルフ神話>」技能が「クトゥルフ神話」技能に変換されたり*3クトゥルフ寝所へ繋がる石扉がミサイル直撃によって半開きだったり。
 なんとかイージス艦に戻った一行なのだが、最後にクトゥルフの星の落とし子がイージス艦を追いかける。まぁ、イージス艦自体は落とし子から逃げ切るわけだが、山本が一時的狂気で「殺人癖あるいは自殺癖」を引き当てたために返却前の拳銃で自分の頭を撃ち抜いて死亡*4。真鍋も不定の狂気に陥って終了。
 という事で、「隣国が衛生実験と称してミサイルを発射したのは、浮上したルルイエを攻撃するため」というのが真相でした。

*1:http://www.amazon.co.jp/dp/4757720203

*2:俺は16面ダイスを持っているのでね

*3:ちなみに、有名人の持つ「クトゥルフ神話」技能はヘンリー・アーミテッジ博士で18%、ランドルフ・カーターで10%、ウィルバー・ウェイトリーですら38%だ。したがって、「クトゥルフ神話」技能60%はかなり異常

*4:報告を受けている最中の艦長が止める判定とか、ダメージロールとかの結果によっては生き残れたのだがね