柑子

 次の演目は和泉流の「柑子(こうじ)」。太郎冠者に預けておいた珍しい「1本の枝に3つの実がなったミカン」を返せと主人が言うが、それについて太郎冠者がああだこうだと言い始めるという話。
 ミカンを食ってしまった太郎冠者が色々と言い訳をするのが面白い演目。この言い訳に「平家物語」からの引用をし始めたりするところが言い訳がましくて面白い。